3月の田起こしから数えて7カ月。
様々な試行錯誤と支援に支えられてきたスマート水田も、ついに稲刈りの季節を迎えることができました。
スタッフたちは、期待を寄せつつ、この日の稲刈り作業に携わりました。
スマート水田のプロジェクトに従事したスタッフは、刈り取られた田を眺めながら、感慨深げにこう話していました。
「実家が農家をやっていて、小中高十何年間、朝と夜に水田の水管理をしていた経験がありました。しかし、水管理と言っても、水位を見るだけでなく状況に応じて変えたり、また何度も訪れないといけないため、負担が大きいと感じていました。そんな経験から、IoTを用いて自動化できるところを推し進めることで効率化できれば、従事者の負担軽減につながるはずだ」という思いでスマート水田に取り組んでました。
また、今後の目標についても、「システムによる水の管理の実証データがとれましたので、今後は稲に感染する病原虫の防除ができるシステムなどにも着手してみたい」と胸の内を語っていました。
農業で問題になっている高齢化や人手不足に対して、その負担を軽減する技術を提供できるよう、今後も精進していきます。