「はばたく中小企業小規模事業者300社」選定

【ご報告】
日本の国際競争力に貢献 経済産業大臣より表彰

2024年3月14日
株式会社アドミン

スタートアップ企業として事業転換を行ってから約1年が経過。玉砕覚悟でリスクを取った取り組みが功を奏し、日本の国際競争力に貢献した中小企業として経済産業大臣から表彰をいただきました。

3月14日に東京都 経済産業省にて、はばたく中小企業・小規模事業者300社の授賞式が開催され、アドミンはDX部門を受賞しました。日本の全企業数のうち99.7%を中小企業が占めています。約4,210,000社中の300社に選定いただき大変栄誉なことではありますが、一方で地方からスタートアップを目指す壁を痛感した1年となりました。

スタートアップ企業とJカーブについて

スタートアップとは、革新的なアイデアで短期的に急成長する企業や組織のことを指し、ゼロから新しいビジネスを生み出すため、容易なことではありません。線形に成長する通常のビジネスとは異なり、スタートアップの成長曲線は「Jカーブ」を描きます。 Jカーブとは、事業開始直後の数年間は赤字を掘るものの、その後は短期間で急成長することで黒字化し、投資した資金を回収するという時間に対する利益の変化を表すものです。

【大規模リストラ】地方スタートアップは手錠を付けたまま崖から飛び降りる行為

世界最大のビジネス特化型SNS・LinkedInの創業者Reid Hoffman(リード・ホフマン)氏はスタートアップを行うことを「崖の上から飛び降りながら、飛行機を造るようなものだ」と表現しています。この表現は日本のスタートアップ業界でも実態を捉えた分かりやすい例えとして使用され、合わせて「資金調達(エクイティファイナンス)に成功すると地面が遠のく。飛行機が完成すれば大空へ羽ばたいていける。」と表現されます。


もっともスタートアップが盛んな東京の対極、西の果てに位置する長崎では、エクイティファイナンスによる資金調達が極めて困難な実情があります。アドミンは赤字を掘る工程で大規模なリストラを実施しました。

円安、物価高、増税、社会保険料の増加、コロナ融資の返済、日銀の金融緩和撤廃、人材不足、テクノロジーの異常な進化等、中小企業を取り巻く環境は今大変厳しい状況に置おかれています。この大きな波の影響を受ける企業は、廃業や企業の合併以外に生き残る道として、現状維持を手放し「イノベーション」を起こしていくしかないと確信しています。今はまだボロボロな中の挑戦ですが、必ずJカーブを描き切り本当の意味での「はばたく中小企業」として長崎の中小企業の希望や励みにとなることをお約束し、ご報告に代えさせていただきます。